手術の直後の数週間で生活がどのように変わるのか。それを知っておきたいと思うのは当然のことです。
これから詳しくご説明いたします。
あなたの質問のすべてに最も適切に回答でき、あなたが大好きな生活に復帰するための最高の情報源は、あなたを担当する熟練した医療チームです。このページでは、術後の回復期に医療チームが担う役割と医療チームに聞くべき質問についてご説明いたします。
あなたを担当する外科医による術前診察では、あなたに最適なストーマのタイプについての説明があります。最適なストーマのタイプは、必要な手術のタイプによって決まります。また、一時的なストーマになるのか、永久的なストーマになるのかについても説明があり、ストーマについての専門の看護師を教えてもらえる場合があります。
専門看護師である皮膚・排泄ケア認定看護師は、WOC(創傷・オストミー・失禁)看護師、ストーマ療法(ET)看護師、ストーマケア看護師と呼ばれることもあります。看護師は、あなたのストーマ保有者としてのパートナーであり、ガイドであります。ストーマのある生活に慣れていく際に頼りになるのが、あなたを担当する看護師なのです。
手術の前に看護師との面談ができれば、あなたが手術に向けた準備を進め、ストーマのある生活に慣れるうえで役立ちます。あなたを担当する看護師は、術前診察で、あなたのライフスタイルやニーズをできるだけくわしく知るために質問します。こうした面談の結果、あなたを担当する外科医と看護師は、あなたのストーマにとって最適な造設位置を提案します。手術の時には、看護師があなたの腹部に提案された造設位置のしるしをつけ、外科医がわかるようにします。
適切なストーマ造設位置を選ぶ
ストーマの最適な造設位置を選ぶこと(ストーマサイトマーキング)が、予防的ケアの第一歩です。造設位置に問題があると、皮膚の炎症や排泄物の漏れの問題に加えて、ストーマ装具が正しく機能しないこともあります。
時間的余裕があれば、ストーマの造設位置について外科医と相談することが大事です。この相談は、あなたの病状やけがの状態に応じて外科医や専門の看護師により病院内で行われます。
下記の重要な指針に従ってください。
手術を目前に控えた時期は、困難な時期で強いストレスを感じることがあるため、術前の診察や面談で聞いておくべき質問をすべて覚えていられないかもしれません。質問の一覧表を作って診察や面談の時に持参すれば、あなたのすべての心配事に確実に対応してもらえたという安心感が得られます。
できれば、信頼する友人や家族を連れて診察や面談を受けて、メモを取ることや補助をしてもらうのが賢明です。
ストーマの手術を目前に控えた人がよく尋ねる質問:
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